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文化部

文化部「柴又帝釈天」に参加して

  • 2024.11.13
  • 2024.12.12

2024年10月20日に開催された、同窓会文化部企画「柴又帝釈天〜周辺散策と茶屋での食事〜」。参加者の皆さんから感想をいただきましたので、ご紹介します。

44期 大野まゆみ

楽しい催しのお知らせは、HPで定期的に配信します。指圧は一人仕事。色々な悩みや疑問が出てくるもの。そんな時、行事に参加して、日本の文化や人との出会いの中からヒントや学びを得る。私が行事に参加して、いつも思うことは「感謝」。

今回は“全員集合し、いざ出発!”という段階で、柴又ボランティアさん2人に出会う。「寅さん像」~「参道」~「境内」。「題経寺の帝釈堂にお参り」し、お庭と彫刻を堪能。「山本亭」と「寅さん記念館」を横目に、目指すは「江戸川土手」。

お天気に恵まれ、日焼けするような日差しだが、土手を走る風が気持ちよい。本日は強風につき、「矢切の渡し」は渡してなかったが、かつて乗った時の「櫓の音」や「水面の近さと輝き」が眼によみがえる。松戸の旧伊勢丹や遠く筑波山頂等々。

出会った女性ボランティアさん仕事歴約20年。歯科衛生士として65歳まで働き、娘を医師に育てあげ、それからこの仕事を始めたそう。85歳の彼女には沢山の喜び哀しみあっただろう。素敵な人生の先輩に出会う度、自分の道標となる。「有難う」しか言葉に出てこない。

13時の茶屋での食事まで自由行動。米国日本庭園専門誌で3位を獲得した山本亭。1位足立美術館2位桂離宮だそう。ある哲学者が「一生のうちに逢うべき人には必ず逢えるしかも一瞬早すぎず一瞬遅すぎない時に」だそう。

懇親会ではホスピタリティあふれる高木屋老舗にて、茶飯セットを頂きながら、老若男女期を超えて会話に花が咲いていた。有意義な出会いとなります様に。一筋の光明の様な出会いをお手伝い出来る喜び!これが私の役割!と思う。

61期卒 鈴木健介(アミケン指圧院)

秋の訪れを感じさせる爽やかな晴天の中、柴又帝釈天の散策イベントに参加させていただきました。地元のボランティアガイドさんから柴又の歴史や、映画『男はつらいよ』の撮影にまつわる興味深いエピソードなどを伺いながら、楽しいひとときを過ごしました。

私は実はこの映画シリーズを観たことがなく、事前の知識もほとんどありませんでした。しかし、ガイドさんの詳しい解説のおかげで、観光が一層興味深く感じられ、貴重な体験となりました。

私が思うに、同窓会文化部イベントには、大きく2つの魅力があると感じています。

1つ目は、帝釈堂内殿の「彫刻ギャラリー」や「寅さん記念館」といった、普段自分ではなかなか訪れる機会のない場所を知り、新しい知識や発見を得られることです。

2つ目は、同じ指圧師仲間との貴重な交流の場が得られることです。今回は「高田馬場指圧」の海上富雄先生と多くの時間を共有させていただき、先生の豊富な経験に基づくさまざまなノウハウやエピソードを伺うことができました。短い時間ではありましたが、非常に有意義で貴重な時間を過ごすことができました。

いつも素敵な企画をありがとうございます。次回は、春のお花見会が3月末に開催される予定とのこと。今から楽しみにしており、ホームページをこまめにチェックしてスケジュールを調整し、ぜひ参加したいと思っています。

47期當麻康江

京成柴又駅に集まった同窓会の皆さんと地元愛にあふれる「かつしか語り隊」所属の人生の先輩方にご案内いただいて、柴又帝釈天(経栄山題経寺)参道を二天門まで進みました。私はこの日まで帝釈天様が彫刻で飾られたお寺である事を知りませんでした。

二天門は柱上も浮彫の装飾彫刻に囲まれて四天王のうちの増長天・広目天の像がいらっしゃいます(平安時代頃の作)。建物外観の欅に立体的な彫と唐破風・千鳥破風が柴又の風と気風で磨かれた素地の色に白のアクセントを利かせ奥の帝釈堂の額縁になっています。
二天門をくぐり帝釈堂手前の「瑞龍の松」こちらの見事な枝ぶりと緑が帝釈堂に奥行きを出していてとても気に入りました。松は樹齢五百年に向かって毎年二月「お神酒あげ」の行事を経てきています。

当日は植木職人さんが幹から数m程の所に溝を掘り、日頃お守りいただいている皆さんが一升瓶を持ち寄り溝に百本超えの御神酒を(今年は260本)差し上げて松も軽く頂いて緑を保っているそうです。

「瑞龍の松」の奥が帝釈堂こちらは厚さ20㎝の欅板に10人の彫刻師が10年の歳月腕を振るった「法華経説話彫刻」と云う浮彫の彫刻板が周囲を取り囲み、その上に十二支下に花鳥と水辺の生き物をあしらって思わずじっくり見入ってしまいます。

帝釈堂の隣には寺院庭園があり、広く良く手入れされた庭が縁側で楽しめます。両側にお店が立ち並ぶ参道を歩いた時、ずいぶん昔の事ですが私が子どもの頃母や祖母と来たことを思い出しました。お世話いただいた同窓会の皆様楽しい一日をありがとうございました。

49期 近藤恭史

すっかり秋めいた日曜日
今年最後の文化部の行事が
行われました、師走が近づきますと、つい慌ただしくなります
のが人の心ですね

そんな時に人は
ふと心の安らぎを求めるもので
ございます、そうなりますと
つい足が向いてしまうのが

心の故郷
東京葛飾の柴又でございます
車寅次郎は寂しくなりますと
この題経寺のあります柴又
とらやにふらっと帰ってまいりました。

我々も例外無く、紺碧高い秋空に
柴又に集いました

当日は日差しも暖かく、まさに
戻り夏の中、神明参道から題経寺
江戸川の土手散歩 それぞれの
嗜好に任せて庭園散策 記念館
と心身共に穏やかに過ごせました

最後に老舗高木屋さんにて
お昼を頂き名物の草団子を
頂き、柴又散策 帝釈天ツワーを
終えました

まさにインディアンサマー(戻り夏)
暖かい小春日和の半日を
参加者それぞれ下町の風情を満喫させて頂きました。
なんだか不思議に心地良い時が
流れていました
お疲れ様でございました

最後にいつも準備から運営に当たって下さった 委員の皆様に
感謝を申し上げます

忘れた頃に帰ってくるよ!
と東京心の故郷柴又ツアーは
無事に終了し、今年の文化部の
行事も幕を降ろしました

櫻 来年も元気でな!車寅次郎拝

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