- 2016.05.07
- 2024.09.20
2016年4月15日、16日、17日の3日間イタリアの首都ローマから170kmの場所に位置するNurciaと言う山に囲まれた小さな村で第27回イタリア国内指圧大会がイタリア指圧連合の主催で開催されました。
イタリア指圧連合は、約40年の歴史を持ち、主に増永静人(医王会創設者)先生の教えによって教育された先生方がプロフェッサーになり指圧を普及してきた指圧学校及び生徒、そして治療師の集まったイタリア政府に正式に認可された団体です。
イタリア全土に散らばっている現会員数は2,500人です。今回の参加者が約500人でしたので、大方の想像が付きます。
このような大人数の団体がイタリアには3つほどあります。ミラン、ローマ、シシリアにある小規模の学校を数えると、何人の人が指圧に従事しているか掌握できていないと関係者は語っていました。
まさにヨーロッパで一番の指圧普及国といえます。5年前に一度招待されていますが、今回は新しい会長、新しい幹部が仕切っていて一回り若返った執行部ということできびきびとした大会の進行に非常に良い好印象を持ちました。
一昔前、ヨーロッパでは浪越指圧のグループと増永指圧のグループは、一切の交流が無く、各団体が独自の路線で指圧の普及をしていた時代がありました。
これを指圧は指圧といい続けて、他派の門をたたき続けた時代を経てここまで来た歴史があります。この歴史を継続して時代にマッチした指圧を継承する展開をヨーロッパでは浪越指圧ヨーロッパが長年行っております。
今では各団体の交流はごくごく自然にインターネットの普及も手伝って行われています。何しろ全世界の指圧がfacebook、youtube等を筆頭に即時に伝わる次代に私達は生きているのです。チャンスでもあり進路を間違えれば即絶滅の危機に遭遇でもある、表裏一体の緊迫した時代に私達は生きているのです。
こんな貴重なチャンスを見逃す手はありません。今回は、前もっていただいた各パネラーの題目がメンタル系の治療が大多数でしたので、大腰筋の検査法と大腰筋の指圧テクニックをご紹介しました。
メーンゲストということで、500人一同が集まるホールでレクチャーさせていただきました。参加者のレベルがまちまちでしたので、どれだけ理解してもらえたかは疑問ですが、十分な時間をいただきましたので、何とか教えきったかなーと言う思いで、あっという間に終了しました。
イタリアの生徒は、スペイン同様にパッションが好きですので、参加者にうまくのせてもらい気持ちよくレクチャーさせていただきました。
浪越指圧ヨーロッパ協会
代表 小野田 茂
セミナー500人の参加者
大腰筋の治療
レクチャー
患者を使ったデモ
参加者全員で実習
浪越グループのスタッフ
新聞記者さんのインタビュー
ミラノの学校の先生のデモ
夕食会
(連合の会長の
スピーチとケーキカットケーキ)
参加証明書