- 2017.03.01
- 2024.09.20
(写真1 パネラーと私)
浪越指圧2017年定期セミナーが開催
2017年2月11、12の両日、スペインの首都マドリードで浪越指圧2017年定期セミナーが開催されました。浪越指圧ヨーロッパは、ヨーロッパの9カ国において浪越指圧を普及している学校およびインストラクターの集まりの協会です。
本部をスペインのマドリードにおいてヨーロッパを中心に浪越指圧を普及しています。最近では、パレスチナで当会員のインストラクターがセミナーを開催してパレスチナにも指圧の嵐を吹き込みました。また昨年、イスラエル指圧協会の招きで2日間の指圧講習にエルサレムに出向きました。その時に協会の会長であるカイサール先生は2020年にエルサレムでもちろんパレスチナの指圧協会を絡めて世界大会を開催するとおっしゃっていましたので、楽しみにしています。
毎年2月に定期的にマドリードにて開催してきましたので、2月の第1週の週末は、「マドリード」が合い言葉になりつつあります。
オープニングは和太鼓で威勢よくスタート
9時半から大会がスタートしました。和太鼓で威勢よくスタートです。
(写真2 オープニング和太鼓)
続いて日本指圧専門学校の浪越和民理事長、浪越雄二先生、石塚寛先生のビデオレター。そして日本大使館から宇田川領事にお祝いのスピーチをいただきました。
今回のメインテーマは「骨盤と脊柱に関する疾患の治療」
今回は、パネラーとして腰痛治療のスペシャリスト、ケンテクニックの創始者KEN YAMAMOTO先生、そして日本指圧専門学校同窓会会長である川原善次郎先生を日本から招待しました。
(写真3 パネラー山本先生 写真4 パネラー川原先生)
今回のメインテーマは骨盤と脊柱に関する疾患の治療です。2人のパネラーの得意分野なので、講義が大変楽しみでした。
約100人の参加者の中で目立ったのはオランダと中国
約100人の参加者の中で特に目立ったのは、16人が参加したオランダでした。オランダは、指圧治療が民間とはいえ保険でカバーが可能な国です。指圧を職業とする人、また指圧を受ける人がたくさんいます。代替療法、自然療法、そして西洋医学を時と場合によって使い分けるまでにレベルが達している国と言えます。
また中国人も指圧のクラスに顔を出すようになり、寿司、てんぷらのレストランが実は中国人がオーナーというのも珍しくなくなった昨今、近い将来ヨーロッパの指圧も彼らの資本力によって乗っ取られる日も近いかもしれません。
インターナショナル浪越インストラクターをめざす人の試験や講義も同時進行
メイン会場が、両先生のセミナーで、もう一つの会場で、16人のインストラクターの志願者がオランダ、スペイン、イタリア、スイスから試験を受けに来ましたので、筆記試験と実技試験、そしてインターナショナル浪越インストラクターをめざす彼らのための講義が始まりました。2会場同時進行でスタートです。
(写真5 インストラクター筆記試験 写真6 インストラクター実技試験)
昼食の休憩を挟んで午後7時までセミナーが開催されました。表彰状の授与、そして最後に集合写真を撮り閉幕しました。
(写真7 全員集合)
夕食歓迎パーティーは、60人の大所帯でホテルのレストランで夜遅くまで盛り上がりました。
2日目は川原指圧マスタークラス開催
翌日の2日目は、会場を当学校の道場に移して20人限定の川原指圧マスタークラスが開催されました。浪越指圧をベースに川原先生が創始した実践指圧の伝授です。
(写真8 写真9 川原マスターコース)
朝の10時から始まり、夜の7時までみっちり20人の指圧師が勉強させていただきました。今回は、ケン先生の骨盤および脊柱の矯正、そして川原先生の浪越指圧の応用と盛り沢山のテーマで2日間を消化しました。
(写真10 マスターコース集合写真)
「来年の2月にまた会いましょう」を合唱して幕が下りました。