- 2024.07.04
- 2024.10.04
青木先生御疲れ様でした。
父 青木宏死去のお知らせ、という青木先生の娘さんからのお手紙を、指圧師仲間の友人からメールにて受け取りました。
その友人は、何回か青木先生の自宅にお見舞いがてら訪問していたようで、そのたびにスペインの私の所に報告してくれていました。
2か月前の訪問後に私のほうに報告があった時には、胸での呼吸が、印象的だと述べていました。それが最後の見舞いだったようで、気にかけては、いたものの日々の仕事に熱中していたとのこと。
担当の介護師さんから2024年5月28日他界したと連絡を受けていましたが、身内だけの葬儀という事で、日々が流れていく中、友人にメールにて娘さんからの88歳にて老衰のために他界した安らかな顔で、人生に終止符を打ったとの報告が入ったとのことでした。
振り返れば、青木先生の国内での指圧関連の功績は、日本指圧協会の先生方や、浪越学園の関係者が、語ることであり、ここではさておいて、私たちのような海外で指圧普及を推進してきた指圧師との関係は意外と知られていないかもしれません。
青木先生は、長年の間、浪越学園の国際部長として、ヨーロッパの各国に浪越指圧の普及を目的に、そして私たち海外にいる指圧師(卒業生)が、学園との関係を円滑に進めることとか、実際に海外のセミナーに積極的に参加したり、実際流ちょうな英語を駆使して、海外の指圧関係者と会話をして、指圧の海外事情をゲットするなど沢山のお仕事をなされました。
ヨーロッパ指圧浪越の立ち上げを永田部長と共に惜しみない協力をしていただきました。
浪越指圧インストラクター制度も青木先生の尽力で、骨組みを完成させました。
また得意の英語力を生かして、スペイン大会やイタリア大会に小林秋朝先生、浪越雄二先生と共に何回となく来ていただき、大いに私たちの奮起のもとを蒔いていただきました。
今でもオランダやイタリアに講習に行くと青木先生は元気かとよく声を掛けられます。
とりわけ印象に残っていることと言えば、マドリッド大会で、なかびに銀座という日本レストランで夕食となり、スタッフ一同が、はせ参じた折に青木先生と小林先生が、指圧の技術的な問題で、20分以上2人が白熱の討論をしていたのを思い出します。
またグアテマラ大会があり、青木先生と浪越雄二先生が、日本から直接飛行機を乗り継ぎ、どうにか少々の遅れで、到着した折、到着早々、グアテマラ全権大使のお話の次に青木先生が、挨拶に立ち英語の挨拶を完璧に行い拍手喝采を浴びたことが、これも印象に残っております。浪越指圧海外普及の立役者の一人と私は、思っております。
青木先生お疲れさまでした。天国には、指圧の大先輩が、沢山います。お酒を頂くには、いい環境です。ゆっくり、じっくり楽しんでください。
塾shiatsupractor 塾長
小野田茂