連載
オランダ指圧セミナー
2016年4月2日(土曜日)、4月3日(日曜日)、オランダのアムステルダムでヨーロッパ指圧浪越ネーデルランドの主催で指圧セミナーが開催されました。今回のテーマは、スマートフォン症候群でした。メーンパネラーとしてスペインの小野田茂が招待され12時間の講習を遂行しました。
会場は、オランダスキポール空港から車で10分程のスキポールホテルのサロンを借りて行われました。参加者の人数は約50人、スタッフを入れると約60人の小規模なセミナーでしたが、スペイン人が出席するセミナーとは異なり、物静かな大人たちといった感じで、あえてユックリしゃべり、一切のパッションを抜きにして冷静な講義を念頭においてスタートしました。
今どこの国でも、スマートフォンが若者のごくごく普通な情報伝達手段であり、一日3時間、4時間のにらめっこは、当たり前の世の中になっているようです。「ながら族」と言う言葉が一頃流行りましたが、どこにいようが、何をしようがいつもスマートフォンとにらめっこが、体に何をもたらすかという研究結果が公式に各国の厚労省から発表されていません。研究結果は、とっくに出ているけれど、大手の国際企業との兼ね合いを模索しているのかもしれません。
PC、スマートフォンは、一種の革命宜しく、私達の生活を180度急転直下に変えました。世の中、便利になりました。何事もスピーディーが良しとして目を見張る技術革新に拍車がかかっています。 しかしその反面、限度を越えた肉体的、メンタル的なストレスも私達生身の人間に、振りかかるようになりました。一年に30,000人の自殺者を出す日本、そしてアメリカ、ヨーロッパ、状況は全ての国で似たり寄ったりです。
この解消策が、超原始的手技療法、手当てです。この手当て、すなわち指圧がスマートフォン依存症によって現れる、各諸症状にどう対処することが可能かが今回のメーンテーマでした。計2日間合計12時間の講義でしたが、オランダ人の参加者はすでに基礎指圧のクラスを終えている人達でしたので、比較的スムーズに進行することができました。
指圧ステップのまたとないチャンスが到来しています。指圧のブームの再来と、このテーマを引っさげてヨーロッパを飛び回っています。
小野田茂のレクチャー
集合写真
スタッフ
小野田茂のレクチャー
オランダのインストラクターが参加者を指導
浪越指圧ヨーロッパ代表 小野田茂