イベント報告
平成22年度第3回研修会(鹿児島)に参加して
平成23年2月20日から21日にかけて鹿児島市にて行われた「平成22年度第3回研修会」に参加してまいりました。個人的には静岡以来の研修会への参加です。
午後12時前に小雨降る鹿児島空港へ降り立ち、東京方面からの参加者及び役員の先生方と昼食をとり、タクシーで約1時間、会場である中原別荘へ辿り着きました。早速受付準備、会場のセッティングを行い参加者も続々集まってまいりました。現地での参加者は30名を超え、地方研修が始まって以来最多の人数とのことでした。
準備も終わりいよいよ開始です。青木会長の挨拶、横川幹事長の挨拶及び医業類似行為や指圧・手技療法の歴史、保険マッサージの解説がありました。本来は第一講座として別な講座が予定されていましたが、未定のままだったため、急遽、幹事長が受け持つことになりました。特に保険マッサージに関して活発に質問が飛び交いました。横川幹事長は横浜の例をお話下さいましたが、地域・自治体によりレセプト審査の違いがあるということがわかり大変参考になるものでした。
休憩を挟み、金子孝夫先生による「身体トレーニングの構造」の講義が始まりました。講座のタイトルは何度も目にしておりましたが、実際にはどうなのか得体が知れず大変興味がありました。内容は指圧に必要な体の使い方を解説してくださいました。無駄のない体の使い方は頭では分かっているつもりでも、大変難しく相当修練が必要ですが、一つ一つ手順を示していただきました。とにかく何度も練習して体で覚えるものを、科学的に解析したという印象を受けました。
初日は以上で講義終了、夕方からは懇親会となり、大変盛り上がり九州の方と親睦を深めることができました。
金子孝夫先生の講義
親睦会
二日目になりまして、鈴木林三先生の「医業のための基本指圧」の講座がはじまりました。以前受けた講座と同様に肩甲下部の押し方の重要性を説き、実際にデモンストレーションを行い各自実技に入りました。参加者全員が熱心に取り組みました。
小休止を挟み、川原善次郎先生の「往療の現況と実技」の講座になりました。実際に保険マッサージの対象となる患者さんは体の不自由な方ばかりなので、具体的にどのように指圧すればよいのか、又患者さんの体の扱い方等を解説及びデモンストレーションしていただきました。
鈴木林三先生の講義
川原善次郎先生の講義
講座終了後に昼食をとり、解散となりました。二日目は交通の都合で若干時間短縮となってしまったので残念です。
今回は久々に参加させていただきましたが、滅多にない地方研修なので参加者の熱心さを強く感じました。来年度も地方研修は行われると思いますが、できるだけ参加したいと思うと同時に、会場となる近隣の卒業生も是非参加していただきたいと思いました。