近況報告
人体科学会 東日本ユニット勉強会で発表する
2022年3月27日(日曜日)人体科学会東日本ユニットをオンラインにて、全体のテーマ『東洋医学と西洋医学の接点「いのち」を考える』の中の「東洋医学を共に考える」の中で、日本指圧専門学校49期、中盛祐貴子先生が「東洋医学としての指圧、西洋医学としてのリンパドレナージ、そのいのちの紡ぎ」を発表する。この発表の中で、中盛先生と指圧との出会いや故浪越徳治郎先生が作り上げた指圧の素晴らしさを発表するのと共に、オンラインにて参加者の方々と実践指圧する。質疑応答では、医師や指圧学校卒業生からの素晴らしい質問があり中盛先生の発表が指圧の普及に大きく貢献したと考える。
24期、金子武良が「筋肉の硬縮と弾力性低下について―ソフト指圧からー」を発表する。私は、指圧師には哲学が必要であると考える理由や筋肉が弾力性のある患者と、筋肉の硬縮と弾力性低下の違いや「何故、筋肉が硬縮するのか?何故、筋肉の弾力性が低下するのか?」を考える大切さや「何故、患者が指圧を受けるのか?」やカルテの取り方等を話す。私自身指圧の勉強会を40年以上継続して毎週している。この勉強会の参加者は、自由診療で来院患者のみにて行っている。これからの時代、お互いに指圧師どうし共にチカラを合わせて行く必要性が高まると考える。
中盛先生と金子のコメンテーターの鮎澤聡先生は、日本指圧専門学校同窓会の平成25年記念講演をして戴いています。平成26年記念講演をお願いした河野貴美子先生が今回の開会と閉会の挨拶をしました。平成27年記念講演の倉澤幸久先生がオンラインにて参加戴きました。今回のオンライン講演会では、医師や看護師や指圧師や鍼灸師の他に医療関係者やマスメディア関係者等多くの参加者の方々のお陰様で盛大に盛り上がりました。この場をお借りして皆様方にお礼申し上げます。これからも益々の指圧業界の発展を願います。
24期卒業生 金子武良
感想
人体科学会とのお付き合いは、数年前に、日本指圧専門学校同窓会の懇親会が上野公園で行われた時、たまたま昼食時に隣にいた金子武良先生のお話を聞いたのがきっかけです。
その後何回か人体科学会の学術大会や勉強会に参加させて頂きました。まだ良くわかりませんが、私の感じでは指圧や現代医学に、心理学的、芸術的、宗教的、あるいは別次元的な感性を取り入れた施術をしている方が多いように感じています。皆さんそれぞれ独自の雰囲気を持っており、真似はできませんが、そんな世界もあるのかと大変参考になります。
17期齋藤良知
金子先生とは、24期のクラスメートとして40年以上のお付き合いとなります。彼は内弟子の経験から23歳で金子指圧治療院を開業して現在に至っています。今回の発表では、カルテの取り方や患者さんの指圧師としての体調の見立て方等を細かく説明していました。
中盛先生とは、同窓会運営委員会や同窓会文化部企画での「赤坂迎賓館見学会」や「旧岩崎邸見学会」でお世話になっております。今回の発表では、ご本人が大きな病からの闘病生活後に指圧と出会い指圧の素晴らしさを大勢のオンライン参加者に伝えての発表が素晴らしかったです。
24期卒業生 岡本草苑子
当大会で、金子先生と共に発表出来たことは、とても良い経験となりました。当大会で、オンラインを通じて、上肢と腹部の自己指圧を実技披露しました。
参加者は、指圧を初めて経験なさる方も多く、指圧後に自覚していなかった上肢や腰の疲れが自覚されて、楽になったと言う感想も数多く頂きました。コロナ禍で、オンラインを通じて自己指圧をはじめとしたセルフケア、健康相談やアドバイスを行う機会が多くなり、改めて全身指圧の重要性を痛感し、今後も指圧の普及と啓蒙活動に取り組みたいと思います。
このようなチャンスを与えて下さった金子先生に心より感謝致します。と同時に、若い指圧師の皆様も、このような場に積極的に参加をなさって、発表の楽しさと経験を積んで頂きたいと願います。
本校の卒業生や在校生が、当大会に多くご参加頂き、ありがとうございました。
49期 中盛祐貴子