連載
スペインマドリッド指圧大会レポート
2022年3月13日マドリッド郊外のホテルIrunion(イルニオン)にて、指圧セミナーを開催しました。
昨年の2月、小規模ながらホテルのサロンを借り切って同じようなセミナーを開催しました。
その昨年の大会は、コロナウイリスによる規制下で、開催に関して賛否がありましたが、今回は、長期の規制がもたらす影響を考慮して、こちらの厚生省もきつい規制は、もういいだろうということで、世間様もイベント等の開催には、寛大傾向にありつつあります。
このコロナの影響で、延期を余儀なくされた指圧の普及をどう軌道に再度乗せることがせることができるかということはさる異なれど、新しい生徒さんの開拓はもちろんのこと、指圧を習い卒業した生徒の改めてコンタクトを持つことで、指圧のファン層に厚みを持たせるという目的をもって、あえてこの時期に開催しました。
クラスター等のリスクはありましたが、どうやら神さまが味方をしてくれたようで、問題なく終了しました。
実際、コロナの後遺症として様々な症状が、出ているようですが、試しにということで、指圧を受けに来てくれる患者様が増えて、それなりの結果を出しつつあり改めて指圧の効用の一つである自律神経の調整、自然治癒力の働きをよくするといった健康には欠かせない体に良いことの促進が改めて確認されつつあります。
指圧の良さを再確認するためのセミナーとして参加者が全員が楽しみながら指圧デイーを共有しました。
大会の冒頭で日本指圧専門学校の浪越和民理事長、及び浪越雄二先生、何回となくヨーロッパに来ていただきご指導くださいました小林秋朝先生のビデオレターを紹介して、浪越指圧の歴史を参加者の皆様に説明をしました。
今年は、無理でしょうが2年後に日本に指圧研修旅行との案が出ましたのでこの件も検討したいと思っております。指圧療法の創設者浪越徳治郎がまいた種が、全世界で発芽しつつあります。
指圧の母心を全世界に伝えたいと思いつつ、一本締めにて幕を下ろしました。
第25期 小野田茂