同窓会について

会長挨拶

President’s Greeting

休止から再開へ、原点に立ち返って

令和5年度同窓会総会で会長に就任しました大崎益弘です。

新型コロナの影響で4年余り休止状態であった同窓会を引き継ぐことになりましたが歴史ある同窓会会長として改めて同窓会の原点である同窓会会員相互の懇親、交流の場を盛り上げてまいりたいと思います。

人々が集まるために大切なこと

懇親、交流の在り方も時代とともに変わりつつありますが大切な事は人々が集まるための環境がそこに存在するかどうかではないかと思います。太古の人々は火の周りに集まり生活をしました。火は人々に暖を与え、煮炊きの場として生活を豊かにして、夜には灯しびと安らぎを与えてくれました。おそらく当時の人々は懇親、交流をするために集まったのではなく厳しい太古の時代を生き抜くために「火」の周りに集まったのではないでしょうか。その結果として同胞意識が育まれ助け合い厳しい環境を生き抜くことができたのかもしれません。

同窓会にとって太古の人々の「火」にあたる物とはなんでしょうか・・現代の指圧業界を取り巻く環境は卒業後に指圧師として独立して活躍を続けることは大変なことです。そんな時代にあって同窓生、在校生が指圧師として活躍するために必要な情報、知識、技術の習得、研鑽の場を提供できる環境を整えることが太古の人々の「火」に相当する事ではないでしょうか。

同窓生・在校生が集い、発展していくために

同窓会は活動の運営作業と活動への参加の両方がかみ合ってこそ交流の場が広がります。臨床現場で培った経験、知識、技術を有する同窓生相互の協力こそが太古の時代に人々が集まった「火」に代わる物ではないかと思います。同窓会会長就任にあたり多くの同窓生、在校生が集まることのできる環境を地道に整えてまいりたいと思います。

指圧業界の発展と同窓生各位のご活躍を願いここに改めて皆様のご協力をお願い申し上げて会長就任の挨拶に代えさせて頂きます。

令和5年6月
会長 大崎 益弘