イベント報告
ベトナム ホーチミン市に於ける指圧講習会のご報告
2017年5月18日、成田にてカナダから池永先生、メキシコから浅田先生と共に合流して、午後便でベトナム ホーチミン市へ向かいました。
今回の企画はホーチミン市のゴックアン マッサージの全面的なご協力をいただき、準備、企画、進行、すべてをお任せする形で進めてゆきました。事前の準備期間が少なかったにもかかわらず、お陰様で100人ほどのスパ、マッサージ関係の方々にお集まり頂き、指圧に対する期待度の高さを感じさせられました。
到着の翌日、5月19日、午前8:30分、ホーチミン市内のキムドゥー ホテル3階のコンベンション ルーム入りして若干の準備を行い、9時の開始に備えました。
先ず主催者であるゴックアン氏から開会のご挨拶で始まり、次にレーホン医師による頸椎、胸椎、腰椎の主な損傷例の紹介とその対応。その後の機能回復療法において如何に指圧が素晴らしいかということを分かり易く解説していただきました。その後私から指圧の紹介、ゴックアン氏と共に指圧をベトナムで今以上に普及させる意気込みをお話しさせていただき、池永先生と浅田先生のご紹介をさせて頂きました。
暫くの休憩の後、池永先生の「基本指圧実技」に移りました。フロアーには10枚ほどのマットを敷き、池永先生の指導の下で参加者も熱心に実技に加わり伏臥の指圧を練習いたしました。午後も指導は続きましたが、参加者は時間を忘れ熱心に練習に励みました。
二日目の20日も8:30分には会場入りをして、9:00からメキシコから参加していただいた浅田先生の「痛みに対する治療」ということで指圧の基本プラス応用技術を勉強いたしました。首、肩、背中、腰と起こりやすい事例を挙げての丁寧な説明で、参加者は感嘆する面持ちで練習しておりました。
浅田先生の講習後は、ゴックアン氏の会社のビデオ映像や、ベトナム人歌手のライブやビンゴゲームで楽しい時間を演出していただきました。
講習会の終了後、お二人の先生方は参加者の方々から次から次へと写真撮影を申し込まれて、長い時間お付き合いしていただきました。
如何に今回の講習会が意味深く、皆が満足して楽しく時間を過ごせたのだなと感じた光景でした。
今回の指圧講習会を振り返り、場所の設定、企画、司会進行などバックアップはすべて企画運営会社に委託したことが成功した大きな要因の一つと思います。
今後の課題として、通訳者とお互いの理解が難しいことに気づきました。ただ単に難しい単語の問題だけでなく、ニュアンスを伝えることの難しさを感じました。やはり時間をかけた事前の打ち合わせは必要と思います。
最後になりましたが、今回この指圧講習会に参加していただいた池永先生、浅田先生には心より感謝申し上げます。お二人の講習内容が今回のこの会の成功を決定付けていただきました。今まで私が行っておりました指圧講習は、口で説明をして身体で実習をするというものでした。
お二人の講習会は正にハイテックで、スマートフォンやタブレットを使ってスクリーンに画像を映し出し、とても判りやすいものでした。
と同時に講習内容が心のこもったものでした。
人の体に優しく触れる指圧の講習会として、とてもハイテックでハイタッチな
講習会に今一度お礼を申し上げます。