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イベント報告

マドリード指圧国際セミナー

2018/3/16 阿部伸二(42期)指圧石川治療院・石川接骨院 副院長

先月行われました浪越指圧ヨーロッパ国際セミナーを拝見させていただきました。

小野田先生、お忙しい中相手をして下さりありがとうございました。感謝いたします。

ホテルの一階の会場に到着して開始時刻までロビーにいたところ次々と参加される12カ国120名の方々が集合されてきました。
皆さん笑顔で会話をしてこれから始まるセミナーを楽しみにしている様子がうかがえました。
セミナーが始まり浪越和民理事長、雄二先生のご挨拶がスクリーンに映し出されると皆さん嬉しそうに喜びの反応をされていました。

セミナー参加者も参加した楽しい和太鼓のデモンストレーションが終わり、小野田先生のセミナーが開始した瞬間に皆さんの顔が真剣そのものになりました。
先生の一挙手一投足を真剣な眼差しで見つめ説明を聞き、一つでも多くのものを自分のものにして持ち帰ろうとする意欲がひしひしと感じられました。

現在日本では以前の様に指圧師が治療を主とした指圧師として生きていくことが困難な時代に直面していると思います。
保険診療の台頭により指圧の確かな治療技術を磨く場を奪われていることもあります。
訪問マッサージが悪いとは決して言いませんが、保険診療に頼ることができない海外の指圧師達の必死さは相当なものだと思います。
真剣に学ぶその姿勢に私自身も人ごとではなく見直さなければならないと思いました。

国家資格を取得すれば仕事ができるのではなく、国家資格を取得した時点で仕事ができる場にようやく立てる、この事は国家資格を取得して間もない方やこれから取る方々に決して誤解をして欲しくないところです。

先生の治療室、学校にもお邪魔させていただき授業にも参加させていただきましたが、先生の受け持ちされている学生の方々は3年生ということで基本がしっかりされていました。押圧も適切で学生であるのにここまで圧せるのかと正直驚いた部分もありました。

小野田先生はご自分にとても厳しい方です。
ご自分の指圧に対する姿勢に甘えや妥協などが一切ない方でした。
24時間指圧の事だけ考えろ、先生が言われていた言葉の重みがそこにありました。

私にはまさに海外指圧の真剣勝負の場を経験させていただいたマドリード訪問となりました。

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