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イベント報告

同窓会主催の研修会へ参加してきました

2017/8/8 大場 裕之 (44期)

去る7月30日(日)我らが母校、日本指圧専門学校へ同窓会主催の研修会に参加してまいりました。

 

今回の開催通知を見て、まず惹かれたのが第一講座『医療・介護の現場で使える!ストレッチの理論と基本手技』講師:湘南鎌倉総合病院 リハビリテーション科 根本敬先生(理学療法士)というところです。私も運営委員として長く携わってきましたが、研修会で卒業生以外の先生を召喚し、講義を頂くということは極めて珍しく新鮮でした。

特にこの業界、訪問マッサージや地域包括ケアシステムといったように、介護業界と上手に向き合っていかなければならない時代になってきています。病院関係者や介護関係者のお話を聞く機会は、よほど積極的な人でもない限り滅多にありませんので、貴重な講習会になると期待しておりました。

今回のテーマは理学療法士の立場から、疾患のケースを例にとってわかりやすく解説していただきました。まず、ストレッチと聞くと単純に筋を伸ばすというイメージしか持っていませんでしたが、ストレッチの歴史から、効果やメカニズムまでの基本的な要点を教えていただき、漠然とやれば良いというものではないということを再認しました。(なんとなくは分かっていたつもり)

また実技編でも手取り足取り丁寧に指導していただき、短い時間でしたが勉強になりました。我々あん摩マッサージ指圧師も同じですが、声かけを大事にし相手の状態を気遣いながら施術するといことに強い印象を持ちました。

 

第二講座は『スマートフォン症候群への指圧療法』講師:20期 藤田幹事長、正直なところ表題を見た段階では「どうせ教科書に載っている頸肩腕部や頭部、肩甲間部の指圧をやるんだろうな」という、どちらかというと期待はしていませんでした。(藤田先生ゴメンナサイ)

ところが講義が始まる時に配られた資料の厚みに驚きました。現代病と言ってもいいほどの「スマートフォン症候群」について、データや特徴的な症状を詳細に解説していて、更に学生時代以来すっかり忘れていた、臨床医学総論の教科書に載っていた各種検査法(アドソンテスト、スパーリングテスト、ジャクソンテスト等)も載っており、指圧法・トレーニング・ストレッチまで含め、簡潔かつ分かりやすく書いてありました。この資料をもらうだけでも価値はあると思いました。

実技編では基本指圧をベースに、教科書には載っていない方法「応用指圧」の方法を教えていただき、期待以上の内容でした。「応用指圧」を公式にできるのは同窓会主催の研修会ならでは、ではないでしょうか?

また普段顔を合わせる機会の少ない卒業生同士が相互に指圧できるのは、非常に貴重です。今回は時間の都合であっという間に終わってしまいましたが、もっと実技時間が欲しいと思いました。

 

今回は在校生には声を掛けずの募集との事でしたが、約60名の卒業生が参加し、また内容も大変すばらしい講習会だったのではないでしょうか。他の参加者に聞いても「とてもよかった」と言っていました。現在では年2回の開催ですが、できれば回数を増やして欲しいと思います。

 

この文章をご覧になっている卒業生の皆様、講習会の内容然り、こういった会に参加すると、他の期の卒業生との交流もあり今後の治療家としての糧になることは間違いないと思いますので、どんどん参加しましょう!また直接、運営委員や役員の先生に言っても良いですし、同窓会HPのフォーム欄を利用し、どんどん意見を出しましょう。素晴らしい研修会となって返ってくれば、卒業生全体のプラスになると確信します。

 

最後に、何時も総会・研修会の運営に中心となってご尽力されている高橋先生、渡辺先生、田中先生、黒田先生、いつも忙しい中、本当にありがとうございます。お疲れさまでした!

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